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原始・古代

日本の鍵の歴史!昔の家の鍵はどうなっていた?

日本の鍵の歴史!昔の家の鍵はどうなっていた? 原始・古代
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こんにちは、伊藤です。
今回は、日本の鍵の歴史についてお話ししたいと思います。

鍵の歴史は古いです。
飛鳥時代の和錠が最古のカギと言われており、奈良~飛鳥時代には海老錠と呼ばれる鍵も登場しました。
こんな昔から鉄の鍵があったんですね。
形として残っている鍵が鉄だけしかないだけで、実は鉄が用いられるさらに昔には木や竹の鍵(鍵と呼べるような代物ではなかったかもしれませんが)あったかもしれないですね。
そういう歴史に思いをはせると、ロマンを感じませんか?

そんな、日本の鍵の特徴や種類、変遷などを見ていきましょう。

日本の鍵の特徴

日本には和錠という、日本の鍵があります。
日本の鍵、ひいては西洋の鍵は、中国から影響を受けていると言われています。
木製や竹製の鍵には、以下のような特徴があります。

和錠は量産型の作りではないため、現代で作られていませんが奈良の正倉院に今も和錠がかかっているようです。
和錠の特徴は板バネを利用した開閉が可能で、板バネを挟むことで弦つるがはずれ開錠できる仕組みです。
この板バネの枚数は最低2枚が基本ですが、枚数によって複雑さの難易度が上がり、破られにくい鍵になります。

主に倉などで使用していたため、蔵を立てられるほどの富裕層が増えるに比例して鍵の普及も広まったとされています。
刃物の産地では、特に優れた和錠が誕生したそうです。

鍵の種類

江戸時代に入ると和錠には、大きく分けて以下の三種類が全国的に一般化されて使われました。

  • 海老錠
  • 太鼓錠
  • 船形錠

現代だと下記のような種類の鍵があります。

  • ディスクシリンダー錠
  • ピンシリンダー錠
  • ディンプルシリンダー錠
  • マグネットシリンダー錠
  • ロータリーディスクシリンダー錠

まとめ

今回は、日本の鍵の歴史について見てきました。
最古の時代から和錠という鉄の鍵があり、日本独自の発展を遂げてきました。
江戸時代にはからくり錠も出てきているようで、日本の鍵は形状や種類が多彩です。

鍵一つとっても、日本の家の歴史を物語る貴重な遺産ですね。
古い蔵などをお目にかかる機会があればぜひ、この記事を思い出して注目してみてください。

それでは次回、会いましょう。